先週の『三匹のこぶた』にひきつづき、今回紹介するのも子供向けの、今度は協力型ゲーム
ゾンビキッズ
です。
Le Scorpion Masqueの『モンスターチェイス!』に続く子供向けゲーム2弾目となります。
墓地であるゲームボードは人数によって面を使い分けることになりますが、5か所の墓石と、4か所の門があるのは同じです。
そして、この墓地に恐ろしいゾンビたちがうろついているのを知っているのは子供たちだけで、大人はそのことを誰も信じてくれない……こうなったら自分たちで退治しようとするのです!
……なんかカドカワさんのツバサ文庫とか、講談社さんの青い鳥文庫で出ていそうな内容だな。
絵もそっち系にしたら受けるんじゃないか、これ?
さておき。
子供たちは協力して、このゾンビを墓場に閉じ込めようとするのです。
対する子供たち。
黄色いジャージの女の子とか、黒いコートにサングラスの男の子とかはモトネタわかるが、残り2人がわからない。
さて、子供たちは最初墓場の真ん中の墓石のところにいます。
ゾンビは4隅の墓場の鉄扉のところに1体ずつです。
自分のターンになったら、まずゾンビが沸いてきます。
ダイスをふって、対応する色の墓石のところに、ゾンビを置きます。
プレイヤー側は、その後以下のいずれかのアクションを行います。
1)移動:道沿いに1エリア動かせます。
ただし、ゾンビが3体いるところには入れません!
2)ゾンビの撃退:今いる墓石のエリアのゾンビをすべて取り除きます。
でも3体になったらそのエリアに入れないので、2体が限度。
3)鍵をかける:ただし、自分のコマと味方のコマが2つその門にいないとダメ。
というシンプルなパンデミック系のモグラたたき系のルール。
4つの門をすべて閉じるか、ゾンビが1体もい無くなったら勝ちですが、ゾンビを配置するときに、もうゾンビのストックが無かったり、プレイヤーがいるエリアに3対以上のゾンビがいたら負けとなります。
運の要素については、4人プレイで運が悪いと何もしないで負けになる可能性があるな――1人目何もないところへ移動、残りプレイヤー3連続(1/216)で1人目の移動した先にゾンビが沸いて負け。とか。
まぁ、こういったゲームはサイコロに一喜一憂してシチュエーションが楽しければよろしい、システムに勝てればなおよろしで、プレイ時間も短いのでそんな時はすぐもう一回やればいいよね。
7歳以上で遊べるだけあって、運の要素が強めでシンプルな作りですが、子供の集中力の続く15分程度のプレイ時間と、子供たちだけで遊ぶ初めての協力型ゲームには良いのではないかと思います。
ゾンビキッズ
プレイ人数:2-4人
対象年齢:7歳以上
プレイ時間:約15分
製作:Iello
デザイン:アニク・ロベ
価格:2,200円+税