さて、今回紹介するのは子供向けのダイスゲーム、
三匹のこぶた
です。
子供用とはいえ、ダイスゲームの基本はちゃんと押さえてありますよ。
三匹のこぶたはIelloのおはなしゲームシリーズの第1弾。
もちろんモチーフは童話の「三匹のこぶた」です。
箱はこんな感じで、本の形をしていてかっこいい！
お片付けもばっちり。
ルール的には、キング・オブ・トーキョーやゾンビ・ダイスなどのほかのダイスゲームにも見られる、
１）ダイスをふる
２）良い目のダイスをよける
３）残ったダイスを振りなおす
パターンのオーソドックスな感じのもの。
ダイスは2種類・5個あって、黒いほうにはオオカミの目があります。
ふり直しは2回までできます。
3投までに決まった目の数で、お家タイルを買うことになります。
お家タイルは、建材がワラ、木、レンガの3種類あり、階層的には玄関、窓、屋根があります。
これを階と建材別に山にしておきます。
お家タイルを買う時には、その階層の目が、ワラなら2つ、木なら3つ、レンガなら4つ出ていなくてはなりません（目が十分なら分割して、たとえばワラの玄関2つとかも買えます）。
このタイルを受け取ってお家を建設するのですが、同じお家に違う建材の階が混ざっても構いません。
お家を建てるときは、玄関か窓から立てることができます。屋根だけでは置けません。
屋根は置いてしまうと、お家が完成してしまいます。
こうやって、順番にダイスをふって、ゲームが終わるまでにたくさんの立派なお家を建てるのがゲームの目的です。
しかし……
オオカミの目は、出たら強制的によける必要があり、ふり直すことができません。
さらに、3投目までに2個以上出てしまうと、お家タイルを買えなくなります。
しかし、ほかのプレイヤーのお家を吹き飛ばそうとすることができます。
吹き飛ばすのはこのルーレットを使います。
プレイヤーとその家（未完成も可）を指定して、ルーレットを回し、出た建材の階を取り除きます。
この時、ルーレットを指で回してもよいのですが、推奨は息を吹き替えて回すというもの。
なんという子供大喜び要素……なのか！？
※購入者の方にぜひお聞きしたい / Tweetにメンションくだされ。
こうやって家を建てたり吹き飛ばしたり吹き飛ばされたりしながら、既定の数のお家タイルの山が空になったらゲーム終了。
完成したお家のこぶたアイコンの数+タイルに描かれている植木鉢の数+完成したお家の棟数の合計が得点です。
ちょっと難しくするなら植木鉢や完成したお家の棟数を数えない代わりに、達成した内容によってもらえる賞状のルールを加えることもできます。
たとえば、植木鉢を一番持ってたら+3点とか、いちばん高い（高さが）お家を建てると+3点とか。タイル選択にちょろっと戦略性が出る感じ。
対象年齢は7歳以上なので、この上なくシンプルですが、アートワークもかわいいので、ぜひ今から英才教育をしたい方々にお勧めいたします。
三匹のこぶた
プレイ人数：2-5人
対象年齢：7歳以上
プレイ時間：約20分
製作：Iello
デザイン：ローレン・プーシャン
価格：3,800円＋税
なお、第2弾バーバ・ヤガを輸入するかはコレの売れ行き次第ですわ。