好評なリアルタイムダイスゲーム、『クマー!』の再入荷分とともに入ってきました、これまたバースト系のダイスゲーム
マーシャンダイス
が今回紹介するゲームです。
プレイヤーは火星人(マーシャン)となって、チキュウの侵略の前哨戦として、地球を支配している生物を特定するために、サンプルをアブダクションするのです!
つか、アメリカ人が大好きなテーマのうち、ゾンビネタに比肩するのがこの火星人ネタ。
古くは伝説のラジオドラマ『火星人襲来』からおバカ映画の『マーズ・アタック!』やそのモトネタのトレーディングカード(火星人が地球人を様々手段で虐殺しているトレカでしたが(PTAから避難轟々)、犬を殺しているカードでさすがに子供には売れないとなり発売禁止に……人間の虐殺描写はいいの?)などなど、ゾンビ同様にアメリカ伝統のテーマなのです。
ちなみにそのほかのダイスゲームでは、『グリード』や『ゾンビダイス』がバースト系。失敗になるまでギリギリチキンゲーム的にダイスをふって得点を獲得するのが大まかな内容。日本語版も発売予定の『キング・オブ・トーキョー』、は役を作って点数を獲得するタイプ。なんかダイスゲームが流行っていますな!
さて、ゲームにはこんな特殊ダイスが13個入っています。
ニワトリ、ウシ、ニンゲン、戦車、怪光線(2面)の目があります。
ゲームは簡単で、自分の番にまずダイスをふり……戦車がでたらそれは強制的にキープです。
そしてその中でニワトリ、ウシ、ニンゲン、怪光線のうち1種類キープします。ニワトリ、ウシ、ニンゲンはそれぞれの種類がキープできるのは1回だけなので要注意!(何でも3個ある捕獲ポッドには1種類の生物しか収められないためだとか)。
怪光線は何度でも選べます。
キープしたダイス以外のダイスをふりなおすか、もうふりたくない(もしくはふるダイスが無い)、と言うところまで繰り返して、おわったら得点集計です。
キープしたダイスのうち、ニワトリ、ウシ、ニンゲンはそれぞれ1点です。
そしてニワトリ、ウシ、ニンゲンの3種類をキープできたらボーナスで3点もらえます。
ただし、キープしたダイスのうち、戦車の個数が怪光線の個数を上回った場合、点数はもらえません。
つまり、バースト。
欲張っていると戦車の目が怪光線の目の数を上回ってバーストするかも知れず、かといって怪光線をキープするとアブダクションもままならずで、出た目の組み合わせを現在キープしているダイスによって考慮しなければならないのがポイント。ゾンビダイスやグリードとは、これまた違った出目の確率計算が必要となります。
2投目。すでに戦車×2とニンゲン×4があります……残りダイスは7個。
3投目。キープは戦車×3、ニンゲン×4、怪光線×1。残りダイスは5個。
4投目。キープは戦車×3、ニンゲン×4、怪光線×1、ウシ×1で残りダイスは4個!
……バースト。3投目で怪光線を選んでいれば!!選んでいれば!!
こうやって、いち早く25点以上獲得するのが目的です。
ダイスゲームなんで気軽にできますし、人数制限も無いのでひとつあると重宝することは間違いありません。
そして何より、このバーストのシステムがかなり頭の痛くなるシステムで、けっこう悩ましくできています。
ぜひそのほかのダイスゲームと併せてお試しください!
マーシャンダイス(Martian Dice)
プレイ人数:2人以上
対象年齢:8~97歳
プレイ時間:約10-30分
製作:Tasty Minstrel Games
価格:2,200円+税