GAME JAPAN 特選ゲーム 「フォース・オブ・ダークネス」


今回は、本格的対戦型ファンタジーボードゲーム「ダンジョンツイスター」の最新拡張セット「フォース・オブ・ダークネス」を紹介しよう。

このセットは、ダンジョンツイスターに新キャラ・新アイテム・新ルールを追加するセットだ。もちろんこのセットのキャラクター、アイテム、タイルで独立してプレイすることもできる。(ただし、その場合、ダンジョンツイスター・ベーシックセットのカード類が必要。)

例によって、設定では、“死の迷宮遊びに飽きてしまった「大魔術師=Arc Mage」が、今度は「生と死」の境をあやふやにする「闇の世界の者たち」を登場させ、この「闇の世界の者たち」見合った新たな迷宮をノームに建設させた”ことになっている。

では、今回新登場の主なキャラクターとその能力を解説しよう。

まず、BOXアートのネクロマンサー
死者蘇生能力を持つ。隣のマスにいる負傷キャラクター(敵でも味方でも)を、1APを払うことで、自分がコントロールするゾンビに替えてしまう。また、墓に隣接したマスにいる時に、この能力を使用すると、その墓からも自分がコントロールするゾンビが蘇生する。
ちなみに、ゾンビは移動力3/戦闘力3の特殊能力を持たないキャラクターで、ゴールすれば通常通りの得点になる。


マミー(ミイラ人間)。
マミーは、怪力の持ち主で、ウォリアーと同様に落とし格子を破壊することができる。
ただし1つ弱点があり、火が苦手。トーチ(松明)を持った相手との戦闘時は、必ず+0Combatのカードを出さなければならない。


次に、スペクター
スペクターは、ゴースト(パラディンズ&ドラゴンズに収録)と同様に実体がなく、壁や立体障害物や、このセットで新たに加わった地形「暗闇」も侵入可能。ただし、アイテムを持つことができず、ゴールラインに到達してもポイントにならない。では、何のために存在するかというと、特殊能力「転生(Reincarnation)」を使えるからだ。この能力は、負傷したキャラクター(敵でも味方でも)の上で移動を終了すると、その負傷したキャラクターそのものに転生できる。(相手のキャラの場合、自分の色のそのキャラになる。)この変身したキャラクターは、もうスペクターではなくなるので、アイテムも持てて、ゴールすれば得点になる。


最強キャラの1つ、バンパイア
バンパイア吸血変異の2つの特殊能力を持つ。バンパイアが戦闘で相手キャラクターを除去すると、そのキャラクターから吸血し、戦闘力+1を恒久的に得ることができる。また、1APを使うことで、コウモリに変異することもできる。コウモリは移動力6、戦闘力0の飛行能力を持つキャラクターで、1APを払えばバンパイアへ戻ることができる。ちなみに吸血で得た戦闘力の修正値は、コウモリ形態の時は無効だが、バンパイアへ戻るとそのまま維持される。


闇の勢力に対抗するのが光明の天使
飛行能力を持ち、自身が光の化身のため、「トーチ」を持っているキャラクターと同様に暗闇を照らすことができる。

他にも、シャドウグールアンデッド・ドラゴンといった個性的な闇のキャラクターも登場する。

新ルール「暗闇」は、ボード上の暗黒の部分で、通常のキャラクターはそのままでは侵入できない。(シャドウ、スペークター、ゴーストは侵入可。)「トーチ」を持って照らすことにより、暗闇の部分に通路のタイルを置くことができ、初めて侵入可能になる。(ただし、このタイルはランダムで、壁や落とし穴があったりもする。)
呪われたアイテム聖なるクロスなどの新アイテムや、伝説の両手剣を持つ巨像(この強力武器を手にすることも可能)や、墓地(ゾンビが湧く)や、聖なる墓所(アンデッドのキャラは侵入できない)などの新ルール・新地形も登場。

見ているだけでもわくわくしてくる追加キャラクターを投入して、ダンジョンツイスターを遊びつくそう。