GAME JAPAN 特選ゲーム 「ウィキッド・ウィッチーズ・ウェイ」


時は18世紀。暗い森の奥で、魔女たちによる、空飛ぶホウキの熾烈なレースが開催されようとしている・・・・

ASMODEEの新製品「ウィキッド・ウィッチーズ・ウェイ(いじわる魔女レース)」は、記憶力とカードによる戦略を駆使する、パーティレースゲームだ。

このゲームは、プレイヤーはそれぞれレースに出走する魔女になり、空飛ぶ呪文を唱えて進み、ゴール時の順位点と、飛型点の合計点を競うゲームだ。

で、空飛ぶ呪文はどうやって唱えるかというと、この呪文書型のBOXをそのままダイストレイにして、
1.現在最後尾のプレイヤーが9個のダイスを振り入れる。

2.ダイスは、赤・黒それぞれ9種類の呪文(シンボル)が目になっていて、その中で赤だけ、または黒だけの呪文(目)すべてを記憶する。(赤・黒両方出ているシンボルは無効となる。)
3.一番先に記憶したと確信したプレイヤーが、箱の中仕切りを閉じて、記憶の時間は終了。
4.プレイヤーは、各自記憶した赤または黒どちらかの記号カードすべてを手札かラ一斉に出す。
5.中仕切りをあけて、答え合わせ。1つでも間違いの記号があれば進めない。間違ってはいないが、数が足りない場合は、そのあっている枚数分前進。赤か黒どちらかに完璧に合っていれば、
・赤の呪文の場合、その枚数+2マス前進。
・黒の呪文の場合、その枚数分前進+黒魔法カード1枚を引ける。

こうやって、ボード上の自分の駒を進めていく。

当然、中仕切りを閉じたプレイヤーが間違っている場合は、ペナルティとして2マス後退させられてしまうので、早とちりは厳禁。

黒魔法カードは、それぞれ仕えるタイミングがカードに明記されていて、自分の展開を有利にするもの、相手を妨害する物、アクロバティックな技を使って飛型点を稼ぐ物がある。

また、実際のゲームのルールには直接関係ないが、登場する魔女のビジュアルと設定にも注目。


彼女の名前は、ソフィア。まだ1度も勝利していないが、「スポーツ&ソーサリー誌」の表紙を過去1年間に4回も飾っているというビジュアル形。


彼女の名前はカットスロート・レニー。過去1度だけ優勝経験はあるが、それは常に隠し持っている必殺のダガーを使って相手を始末したからという話である。


ピック、フル、グローク、ラウールの4人組。元はジャーマイン・ベイビーステップという名の現役王者だったが、魔法のポーションの服用をミスってこの姿へ。でも、王者への執念は衰えていない。

他にも色々あるので、設定を見てゲームをすると面白さもアップするぞ。

で、ゲームは、1人以上がゴールラインを通過したターンの終了時に終了。その時点での順位点と飛型点の合計で勝敗を競う。

黒魔法カードの使用と、局面によっての赤/黒の選択という戦略性のある、スピード系の単なる記憶ゲームに留まらない、老若男女で楽しめるパーティボードゲームだ。

対象年齢8歳以上、プレイ時間約30分、プレイ人数2人~6人

私的ゲーム評価
ルール難易度 :易
 (子供と一緒に遊ぶことも可能です。)
戦略性     :中 (まず、ダイスの目を速く覚える。次に戦略。)
運        :中 (ここ一番での黒魔法カードの引きはやっぱり運)
コンポーネント :優 (ダイストレイとしても使う、呪文書型のBOXや、意味ありげなダイスの目、それぞれ細かい設定のあるキャラクターなど、雰囲気十分。)
言語依存度 :中 (黒魔法カードのうち9種類に英文テキストあり。対訳表を参照して下さい。)

※この商品は英語版(日本語訳ルール付き)になります。

このゲームはホビージャパン・オンラインショップまたは、ポストホビー札幌店、渋谷店で発売中です。