今回紹介するのは、前回に引き続き事故を起こさないようにしながら、ストックヤードの荷物を協力して適正な都市に配送するゲーム、
レイスパス
です。
各プレイヤーの前には都市となるボードが6枚置かれ……
このレイアウトは「エ」の字型に路線があると思ってください。
貨物集積所には貨物となるその都市の色以外のキューブが4個ずつ、ランダムにが置かれます。
各都市とキューブの色は対応しており、協力してキューブを配送するのがゲームの目的です。
貨物を乗せるとこんな感じ。
この貨物を乗せた列車を隣の都市のプレイヤーに渡し目的地に貨物を運びます。
ただし、貨物を乗せる時には集積所の端からしか積むことができません。
列車が都市間を移動するときには機関士を載せますが、機関士は隣の都市までしか行けませんので、列車自体をさらに遠くに移動させたい場合は機関士を乗せ換えなくてはなりません。
隣の都市より遠くに行くと、機関士は辞職していなくなってしまうのでご注意を。
あと、都市間の移動の際には、トンネルや鉄橋があるかもしれません……事故にはご注意を!
こうやって積み込みの順番を考え、手渡しの順番を考え、機関士のローテーションを考えて、苦労して都市についても、停車場が空いていなければ手に持ったままでなければなりません。
そして停車場を開けるためには、誰かに列車を渡さなくてはなりません……手は二本しかないからな!
……なお2人でプレイする場合は1人3都市を受け持ちます。つまり列車6台を操ります。クソ忙しい!!
このクソ忙しい仕事を、10分で行わなければならないのです!
ちなみにスマホの普及のおかげか、「各自スマホなどで時間を計ってね!」というゲームが増えた気もする。
時間が終わったら、配達が終わった都市のうち正しく配達できた荷物の少ない2都市の荷物数を掛け合わせたのが点数。
そこから貨物を落としたら貨物を失って-1点、機関士が辞職(もしくは死亡)したら-2点、列車事故(地面に落としたなど)で列車を失ったら-5点、誤配1件につき-2点……目指すは100点!
ミスがなければ、一番少ない都市で10個ずつ配送できればいいのか……各都市の荷物は20個ずつあるから何とかなるか?!
他にも警笛音を口で出すルールなど、パーティーゲームっぽいルールもあり、10分という時間制限でさっと初めてさっと終わることができる協力型のパズルゲームとなっています。
専用の列車コマなどのコンポーネントも実のところけっこう豪華で、ほかに類似するゲームがなかなかない、ユニークなゲームとなっており、軽く合間で遊ぶのゲームとしてや、いろんな年齢層が集まる場合などに重宝すると思いますヨ。
レイルパス
プレイ人数:2-6人
対象年齢:13歳以上
プレイ時間:5-10分
製作:Merucury Games
デザイン:レフ・トム・グリーン
価格:6,000円+税