そういえば。
ドミニオン日本選手権優勝者は、世界選手権でも優勝者になりました……
みつや様、おめでとうございます!
プレイヤー層が厚いことや、TCG勢からのプレイ論などの流入などもあり、おそらく日本の強さはちょっとやそっとでは動かないと思われます。
同じ流れでドミニオン勢にはほかのアナログゲームに目覚めてほしいなぁ。
「新規層で売り上げが!」という商売の話以前に、違う角度からのプレイ論とか見てみたい(先日のビブリオス日本選手権ではちょいとだけ見ることができましたが)。
さて、今日は昨日に引き続き、本日出荷「バランス・オブ・パワー」と共に出荷となる
ダイス・サファリ
を紹介します。
「サファリ」自体は言葉は聞きますが、ちゃんと定義が実はよく知られてはいないと思います。
英語でサファリと言われれば、アフリカで狩猟するための旅行のこと。
ゲーム自体は銃で「捕る」代わりに写真で「撮る」フォトサファリがテーマです。
今回サファリで回る地形は、なぜか動物の形をしています。
こんなカードで決まります。
生息している獲物はタイルとタイルの接合部にランダムに並べていきます。
で初期配置をしたら……
1)ダイスを振って
2)出た目のタイルを獲得し
3)写真を撮る
の流れで進めます。
ダイスは5個の特殊ダイスを振って、降り直しは好きなものを選んで2回までできるという、結構オーソドックスな感じのもの。
ダイスは地形のダイスが4個で、数字のはボーナスダイス。
出目に従ってタイルを獲得(サファリのコースを選ぶ)しますが、必ず縦か横の直線2枚以上・最大4タイル、もしくは真四角い形でルートを取らなくてはなりません。
これは正方形に4ヶ所とるパターン。
この縛りが実は結構絶妙で、ふつうはダイス目でそろえなければならない「役」はルールで決まっているけど、ランダム配置で決まるマップで毎回変わるのだと思っていただけるとツボがわかるかもしれません。
なお、ほかの人の獲得したタイルは上書きできます(!)。
あと、獲得したタイルがボーナスダイスの数字と同じ枚数だと、空いているタイル1か所を、どこでもとることができます。
自分の獲得した地形タイルと地形タイルの間にある獲物である動物トークンをターン終了時に獲得します。
つまり、欲しい動物があるなら必ず自分のタイルで挟まなきゃダメ。
こうやって順番にサファリコースを回って、全部のタイルが獲得された(踏破された)ら、あと3ターンずつプレイしてゲーム終了。
得点はルートで獲得したタイル1枚につき1点。
あとは撮影した動物出の点数は役があって、4種類の動物各1枚のセットは10点、同じ動物3枚のセットは5点(+1枚増えるごとに追加点)などなど、取り方で点数は異なるので、ダイス目だけではなく、どうやって自分の欲しい動物を押さえつつ、ゲームが終わるのはいつなのか(もしくはいつ終わらせるのか)をちゃんと読まなければならないゲーム。
簡単でお手軽でサクサクできるのですが、運だけかというとそうでもなく、盤面の動物の配置とを見て、どれが取りやすくて(取られやすくて)どのようなコースを押さえるか結構考えどころもアリ。
かといって重すぎることもないので、がっぷり四つの重ためのゲームの後にちょっとするゲームが欲しいという人には向いていると思われます。また、地図によって難易度も変えることができるので、子供を交えてのプレイも安心です。
ダイスゲーム好きには押さえておいても損はないゲームです。
ダイス・サファリ(DiceAFARI)
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:約15分
ゲームデザイン:クリス・ジェームス
製作:STRATUS GAMES
価格:3,000円+税
明日はついに本日出荷となったピクトマニア日本語版、明後日は来週出荷になるかものD-Dayダイスです(予定)。