アメリカでボードゲームのイベントは色々ありますが、アメリカのRPGやSLGの中小メーカーの団体主催でGAMA(The Game Manufacturers Association)商談会が3月中旬に、SLGのコンベンションであるORIGINSが5月末に開催され、そのほかにもコミコンなどのコミック系のコンベンションでもキャラクター系のゲームなどは出展がありますが、今回来たのはRPG系のイベントから成長したGEN-CONです。
メインは主にRPGやミニチュアゲームなどのゲームを遊び倒すことなのですが、アメリカ市場向けの商品の発表などがエッセンなどに先駆けて行われるので、実は結構重要なイベント。ドイツのメーカーはそれほどでもないのですが、AsmodeeやDays of Wonderなどのフランス系メーカーはカナダのフランス語圏の市場があるので出展してますし、Z-MANやRio Grandeなどの近年ドイツゲーム市場に食い込んでいるゲームを出版している出版社は当然出展しています。
(この後ご存じエッセンゲームショー、各模型メーカーの発表のほうが知られてるかもしれないニュルンベルクトイショーとイベントは巡るのです)
ちなみに、『ドイツゲーム以前』を考えると、SLGやRPGやファミリーゲームにおけるアメリカ出版界の影響は非常に大きく、今でもGEN-CONはその影響力の上でも無視できないイベントのはずなんですが……なんか認知度低いんだよなぁ……。
が、聞いた情報があまりにも表に出せないものなので(!!)、差しさわりのない写真をアップしてごまかすことにしよう。
カーレースでもおなじみインディアナポリス。
インディアナポリス空港では赤箱オブジェがお出迎え。
会場には1/1サイズのD&Dトロウル! ほかにはビホルダーやドリッズドがいました。
ゲームに関連するなら何でもアリ。
これはケルト音楽の楽団。CDも売ってました。
RPGがらみでこんなコスプレ屋さんも。
あとなぜかキルト(スコットランドの男性のはくスカート)が流行っていた……出店も2店舗も!
なぜオカリナ屋さん?
とか思ったらゼルダの伝説のゼルダのコスプレが結構いたので納得。
有名人そのいち。
ケイオシアムのチャーリー・クランク。
『クトゥルフの呼び声』、30周年だっけ!!
有名人そのに。
アメリカのスティーブ・ジャクソン。
あれ、前はもっとシュッっとしてたような気が。
そしてミニチュアゲームがかなりの場所をとってました。
これはバリバリの新作、空飛ぶ鉄甲艦同士の戦闘ゲーム、『リヴァイアサン』。フランスの空中鉄甲艦はちゃんとタンブルホーム。
ミニチュア使ったボードゲームや大物が強い市場なのがよくわかる一品。ミニチュア戦闘物のゲームはほかにも山ほど出ていました。
AsmodeeとかDays of Wonder、Z-MANなどなどの新作はまた次に。
現地ではちょっと資料がまとめられない。
『部屋が狭くなっちゃうからさー、ゲームが途中でも中断できるテーブルを作ったよ。HAHAHAHA!』
といったところの商品ですが、これを置ける時点で十分広いです。
メーカー以外にもサークルや協会(個人で組織したものね)がメーカー試遊スペースとともにいろいろ出てました。
これは懐かしのTSR社の第一次大戦空戦ゲーム、『ドーンパトロール』。
なんでもプレーヤーの方々、 毎 年 このために来ているとか……
古いゲームでも自分の好きなものならとことん楽しむステキな爺さんたちだ!
そしてもっと素敵なのは若い者も交じっていることだ!
この盾は鉄道ゲームだけを遊ぶ団体主催の鉄ゲー大会の優勝盾。
ゲームごとの優勝者とは別に、どうも総合での勝敗も決めるみたい……これもかなり初期から毎年やってたらしいです。
メーカー主導ではなくユーザーが、『好きだから団体作って運営するぜ!』というのがアメリカ人らしくて好い!
ちなみに、アマチュアではなく、リオグランデ主催のドミニオンナショナルチャンピオンシップが開催されていましたが……
段ボールにマジックで書き殴り……これもアメリカン。
でも300人以上が予選に参加してた(一組一卓3人×3卓の9人で3回戦を行って、1名本戦進出みたい。)。
ユーザーも遊べさえすりゃ見た目とか気にしない?
日本でも予選が9月10日にあるので、皆さん頑張ってね!!
とりあえず空港から、今回はこんなところで。
日本に戻ったらもう少し追加できるかも。
追記:R社とかF社とか、Z社の予定が期待できすぎるが発表はまだ先とのことで……