今回紹介いたしますのは神秘の湖より美しい水棲生物、
ノクティルカ
をつかまえて瓶詰にして配達するゲームとなります。
これのダイスがノクティルカで、全部で4種類あります。
ここが神秘の湖で、ヘクスで区切られた外周マスは5個のノクティルカを、内周は4個のノクティルカをランダムに配置します。
各プレイヤーはこの『瓶』の条件を満たすノクティルカを集めることで……
点数トークンは、一番下が8点で、一番上が2点となっており、後半のほうが点数が多いのですが、ゲーム終了時に残った点数トークンは、種類ごとに一番多く点数トークンを取った人が1枚1点のボーナス点として獲得します。
これが基本の点数。
ゲームは2ラウンドプレイし、点数が高いプレイヤーが勝者となります。
まずサマリー兼「お気に入りのノクティルカ」カードを受け取ります。
「お気に入りのノクティルカ」はゲーム終了時のボーナスに関係します。
ゲームの開始時に、各プレイヤーには3枚の瓶カードが配られ、その中から2枚を最初の瓶にします。
ゲームは手番順に、このコマを空いている岸のどこかに置いて方向を決め数字を宣言してその数字のダイスを全て取り……
たくさん取れれば瓶の配達もはかどりますが、取りすぎてしまった結果、置き切れずに余った場合は手番順に次のプレイヤーが1個ずつ、置けるダイスを取っていきますので他のプレイヤーが得をしてしまいまいます。
岸がすべて埋まったら、改めてノクティルカを配置して、今度は逆回りでもう1ラウンドプレイします。
ゲーム終了時の点数は、集めたトークンの合計点数と……
最初に説明した、点数の種類ごとのボーナスと……
完成した瓶のマスのうち、自分のお気に入りのノクティルカのマス数のボーナス。
完成しなかった瓶の上のノクティルカ2個につき1点のボーナス。
という、ダイスの出目でのドラフトと色でのセットコレクションのゲーム。
プレイ人数により岸に置くコマの数が変わり、ゲーム中の総ダイス獲得数が変わるため、2人プレイだと完成する瓶の数も必然増えるので「お気に入りのノクティルカ」によるボーナスの比重が大きくなり、4人プレイだと完成する瓶の数が少ないがゆえに「点数トークンの種類によるボーナス」の比重は大きくなる感じかな……
ルール自体はシンプルですが、どの点数に重点を置いていくかという長期見通しと、では自分の手番にどこの岸からどの数字のノクティルカを取ってどの瓶に置くべきかという短期的な選択とが悩ましいゲームとなっています。
プレイ時間自体は短めなで、初心者から中級者まで選ばず遊べるゲームとしてオススメいたします。
ノクティルカ
プレイ人数:1-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:約30分
製作:Z-MAN Games
デザイン:シェム・フィリップス
価格:4,500円+税
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