ゲームマーケットも差し迫ってきた中、今回紹介いたしますのは、ニコ生でも放送し、ゲーム当日先行で販売いたします、
ポーション・エクスプロージョン
です。
『コルト・エクスプレス』受賞の影響を受けてか、立体物バリバリのボードゲームで、
○ャンディ・○ラッシュ(Cが頭韻を踏んでる)にインスパイアされたようなゲームです。
こっちは“ション”で韻を踏んでる。
そもそも、エッセンでとっくに発表されていたのですが、エッセンではパーティーゲームよりのゲームは評価されない、という落とし穴があり注目されていなかったと思うのです。
結構そんな「ドイツゲーム」というフィルタから抜け落ちているゲームはあるのよ?
まぁさておき。
プレイヤーは魔法学校の生徒となって、魔法の薬を調合する試験を受けることになるのですが……
ポーションの材料は4種類……
各プレイヤーは一度に2つまで調合でき、調合台には3つまで材料を保存できる。
ポーションはタイルによって、必要な材料の種類と個数が異なる。
穴に材料のビー玉を置くのだ。
ゲームのルールは簡単。
すると……
材料のビー玉がぶつかる! 同じ色なら爆発
同じ色のビー玉がぶつかったら全部取れるのだ。
これが無性に楽しいのじゃ!
材料がそろったらポーション完成!
↓
裏返して完成(上のビー玉は排出器へ戻そう!)
完成したポーションは、それぞれ点数にもなるけど、飲む(逆さにして使用したことを示す)ことで様々な効果を発揮する。
例えば……
《盲目愛薬》
ほれ薬。他のプレイヤーの保存場所の材料を奪うプレゼントしてもらう。
《時砂薬》
時間を撒き戻して使ったポーションを再利用できるようにする。
ほれ薬再利用すっか。
《知恵薬》
少し頭がよくなる結果、材料を排出器から1個取れる。爆発(連鎖)はしない。
ヒラメイタ! 邪魔なこれを取っておこう。
などなどいろんな効果があるのだ。
結構使い方は重要になる。
そして、薬を作り終わって、どこにも置けなかった手の中のビー玉を排出器に戻し……
調合台にポーションが1つ以下しかない場合はポーションタイルを補充します。
もちろんこれは、卒業試験なので、同じ種類のポーション3個を完成させる(飲んじゃっててもOK)、もしくは5種類1つずつポーションを完成させた場合、技能トークンを受け取る。こちらは点数になるし、プレイヤー人数に応じて用意された枚数が無くなったら(ポーションの山札が無くなっても)、このラウンドで終了。試験時間切れ。
ポーションの点数と、技能トークンの点数は公開情報なので、いつゲームを終わらせるかも重要なポイントとなる感じ。
排出器のギミックと運要素満載な、簡単なパーティーゲーム……と思いきや、ポーションの完成に必要な材料の配分、その点数と能力、技能トークンの獲得などの要素で思いのほか駆け引きや、先読みも重要で、運とスキルのバランスがいい感じのゲーム。
プレイ時間も短めで、立体ギミックが好き、ビー玉がたまらない、落ちモノパズルゲーム好きのいずれかで、中量級のボードゲームをお探しの方や、運の要素がある程度あるゲームをお探しの方、魔法学校の生徒や関係者の方には強くお勧めいたします。
ポーション・エクスプロージョン
プレイ人数:2-4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:30-45分
製作:Horrible Games
デザイン:ロレンツォ・シルバ、アンドレア・クレスピ
価格:5,600円+税
ルールブックの見出しのルビは、原文のデタラメラテン語風の呪文を翻訳者が苦心して翻案したので、流し読みしないでいただきたい……
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