どっきり!『ドクター・パニック』


最近、スマホやタブレットPCが普及し、デジタルデバイスを用いたゲームが増えてきていますが、時間管理ができたり、や情報を制限できたり、面倒な計算をお任せにできたり、雰囲気づくりに役立ったりと、アナログの苦手な部分をカバーできることもあり、今後も増えていくのではないかと思われますが……今回紹介いたします

ドクター・パニック

もそんなデジタルデバイスが必要なゲーム。
BGM・効果音(制限時間) + ランダムイベントをアプリで、もしくはBGM・効果音(制限時間)をMP3ファイルでという使い方(MP3を使う場合、ランダムイベントはカードを使います……アナログ!)

プレイヤーは緊急医療チームの一員となり、緊急搬送される患者の応急手当てをすることになります。
そのタイムリミットは、12分。

時間制限までに、すべての治療タスクをクリアするのです!

PVはこんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=VQOSZ_cLJ4g

……こんな感じ。
不安か?

プレイヤーは各チーム最大3人になるようにわかれ、そのチームごとに治療行為を行います。
そのうち一人はリーダーで、治療の指示役。カードを引いて口頭で指示を出すのだ。

うけもつ治療行為はランダムに決まり……

検査
カードを見たリーダーの指示通りに、チームの一人が、チームの他の人を患者にして、体の上で拡大鏡で見る。

……聴診器を別途買ってやるとおいしゃさんゴッコ感がすごくでるな。

処方箋
カードを見たリーダーの指示通りに、ピルケースの投薬時間ごとのマスに薬駒を配置する、
あくまで説明は口頭で。

器具治療
カードを見たリーダーの指示(例えば、「メス」)に従ってチームメイトがリーダーに器具カードを渡す。
手から手、ピンセットからからピンセット、渡す前に消毒(カードをこする)などのパターンがあり。

おいしゃさんゴッコ感が(略

X線検査
X線写真をみたリーダーの指示で一斉にそのポーズをとる。

傍から見てるとインドムービーっぽくなる。

縫合
カードを見たリーダーの指示通りに糸を穴に通す

スキャナ
スキャナカードを立てて、崩さないようにそこを通してリーダーに患者カードを渡す。

電極治療
カードを見たリーダーの指示通りに患者の体ボードに電極を置く。

注射
投薬指示書と患者の身長や体重を照らし合わせたリーダーの指示通りに最適な薬物量を注射器に詰める。

これを制限時間のあいだやり続けるという……笑ってはいけないボードゲーム?

しかもこの被り物。

「ボクはクレージーなゲームをつくるのが得意なんだ!」
とは作者の自己紹介なのですが……確かにサイコーにおバカだよ!

しかも、途中心肺停止イベントと院長からの電話イベントが発生し……

前者はぶーぶークッションで心臓マッサージをしながら、電圧カードを規定通りに並べ、

後者はランダムイベントを読み上げて解決しなくちゃならない。


隣りのチームにも影響するぞ、これ……


ルールなので必ずアップしよう。Twitterなら見つけた場合RTしますわ。
クローズ会であろうと、世間様に己たちの痴態をさらけ出すことになるのだ。

プレイしている間の慌ただしさ感はこの手のリアルタイムでタスクをクリアするゲームにはありがちかもしれませんが、特筆すべきははた目からだと「バカバカしいことを真剣にやっているいい年した大人」が集団でいるという事案が発生し、やってるぶんにもおかしい(色々な意味で)けど、はたから見てても楽しいゲームとなっています。
※部外者からは残念な人たちを見る目で見られることになると思いますが。

ある程度広い場所を用意してプレイできるのであれば、ちょっと変わったあまり頭を使わないパーティーゲームとしてかなりオススメいたします。

ドクター・パニック(Doctor Panic)
プレイ人数:2-9人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:12分
製作:Repos Production
デザイン:ロベルト・フラガ
価格:5,600円+税