Don’t kiss me baby……『ぜいにぃ・ぺんぎんず』


最近ゲームの市場自体が国際化してきているのか、ゲームの入荷時期が集中しがちで……
今回入荷した

ぜいにぃ・ぺんぎんず

もいろんなものとまとめて入ってきましたゲームのひとつ。
デザインは、ベテランのブルーノ・カタラと新進気鋭のマシュー・ランヴァン。

Zanyはおどけた、とかひょうきんな、と言う意味。


さて。

地球温暖化で氷床が消えつつある南極……プレイヤーは自分のペンギン一族を率いて新天地を目指す!

南極に!

大都会に!

ジャングルに!

砂漠に!

そして月に!

最初に配られる18枚のカードが自分の山札。

カードはぜんぶで90枚……数字は1~9。
人数によっては使わないカードも出るのだ。

そこから2枚引いて手札にする。

最初の手札は都会5と月5か……

毎ラウンド全プレイヤーは一斉に、2枚引いて手札に加え……

都市6と月7か……

手札から、両隣に1枚ずつ、カードを渡す。

とりあえず月を固めてみるか。
(送るカードはホントは裏向きです)

これら送られたカードは……

当然、両隣からもカードがやってくる。
(送るカードはホントは裏向きです)

手札に入り……

都市5と密林4か……

そして世界征服のために手札からカードを1枚出す。
これは全員同時にオープン。

予定通り、月支配をまず狙おう。手元には月7があるので、少なくとも7点は確保。

基本、これを8ラウンド行って、この出したカードの数字の合計数が一番大きいと、その地域を支配できるのだ!
各地域で支配を確立したら、手札にあるその地域のカードの点数が最終的な点数になる。
支配しなくても、カードを出してさえいれば、手札のその地域の最小のカード1枚分だけは、点数となる。


上:4+11+13+0+4=32
中:9+0+5+14+5=33
下:22+0+0+0+14=36

基本はルールこれだけ。

何を手札に残して、何を隣に流して、何を場に出すのか……
カードは全部使っていないので、隣から流れてきたカードや、場に出されたカードで判断しなくてはならない感じ。

しかも、1、2、3のカードは特殊能力があり、数字が小さいからと言って使い道がないわけではない感じなのが混乱をさらに助長させる。

同時進行のシステムでサクサクプレイもしやすく、ルールは簡単だけどプレイは悩ましい感じのゲーム。
ペース早めでお手軽なゲームを探している方にはけっこうオススメな感じとなっております。

ぜいにぃ・ぺんぎんず(Zany Penguins)
プレイ人数:2-5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:20分
製作:Asmodee
デザイン:ブルーノ・カタラ、マシュー・ランヴァン
価格:2,800円+税