さて、今回紹介いたしますのはオーガ
スペースカデット:
宇宙ダイス作戦
です。
タイトルから想像できると思いますが、アレっぽい世界観で、宇宙船同士の戦闘を、リアルタイム・チーム戦でするというもので、同じテーマの協力型ゲームにスペースカデットがありましたがなんとなく役職なんかは同じです。
ゲームでは中央にどーんと戦闘宙域マップを置きまして、お互いチームごとに座ります。
なお、あとで分かると思いますが、座席の位置は重要です。
宇宙船コマがこのボード上に置かれ、ここで1艦vs1艦の戦いが行われます。
宇宙船での役職は「機関」、「航法」、「探査」、「兵器」、「シールド」、「牽引ビーム」の6種あり、人数が少ない(小艦艇)ではいくつかの役職を兼任します。
さて、プレイヤーたちがそれぞれの役職のダイスを複数個受け取ったら、自分のチームですることは……
・「エンジン出力低下、しかし航行に…支障なし……」
<機関>がひたすらダイスをふって、エネルギーを生産して各部署に配分する。
出た目でエネルギーとなるダイスを送れる部署が決まります。
このエネルギーを使って各部署はゲームボード上に置いたダイスを手元に回収できるので、罐焚きは忙しいのだ!
・「おーもかーじいっぱーい」
「航法」はダイスをひたすらふって、出た目をゲームボード上の宇宙船コマの移動のために使う。
ダイス全部がゲームボード上に置かれるまでは宇宙船コマは動かないので、いい目が出るまでこれまたひたすらふることになる。
ときには運任せで置くしかない場合もあるかもだ。
・「そんなに僕達の力が見たいか」
「兵器」は光子魚雷を装填して発射するためにひたすらダイスをふります。
魚雷発射管は艦首2門、艦尾2門ですが、ダイスの目で魚雷先端、胴体、尾部の目を発射管に置いた時点で装填完了です。
装填したら、敵に向けて発射しますが、射界と射程と探査(測敵だね)の目と相手の妨害(ジャム)の目で命中が決まるので探査はすごく重要だ!
・「艦首に集中することは可能でしょうか?」
「シールド」はエネルギーシールドを張って艦を防御するためにひたすらダイスを振り、防御したい箇所の目が出たら、ゲームボード上に配置できます。
・「真上です!」
「探査」は兵装を命中させるために捕捉、敵の攻撃を回避するために妨害(ジャム)をするためにひたすらダイスをふります。捕捉なり妨害なり、出た目をゲームボードに置くとそれだけ捕捉/妨害ポイントが発生します。
・「牽引ビームに捕まった!」
「牽引ビーム」はマップ上にあるクリスタル(勝利条件になる)を捕獲したり、敵艦を動かしたり、宇宙機雷を配置する作業をするためにひたすら(ry
とまぁ、忙しくダイスをふってそのダイスをドタバタやり取りして、敵艦を撃破したりするのが目的。
座席の位置が重要なのは……リアルタイムでのダイスのやり取りがクソ忙しいからだ! 特に罐焚き死ねる!
まぁそうは言っても、自分が苦しいときはあいても苦しいものだ!
また兼任の仕方によってはもっとつらいので、艦ごとに粉骨砕身、月月火水木金金の精神で訓練に励むのがよいかと思われます。
と、特殊ダイスがぎっしり50個と豪華な内容なのでお値段高めではありますが、内容はシンプル。
しかし、慌ただしいけど、元の協力型ゲームよりは時間かからず場所もとらないので(注:場所に関しての感想はあくまで比較の問題です)、人数がある程度いるときに結構オススメ。
おたがいワーワー騒ぎながら盛り上がることができます。
無論往年の某SFドラマファンには文句なしオススメできますし、そういった人たちの方が盛り上がるすべを知っていると思われますので、この時期人が集まる機会にお試しください。
スペースカデット:宇宙ダイス作戦
プレイ人数:2チーム(1チーム2~4人)
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:約30分以上
製作:Stronghold Games
デザイン:シドニー・エンゲルスタイン、ジョフ・エンゲルスタイン
価格:7,000円+税
※1:某16万8000光年の旅をするSFアニメのテクスチャで遊ぶのもいいのですが、今なら某ブラウザベースのゲームのセリフも口をつきそうで御座います……
※2:複数個買ったら艦隊戦ができるんじゃね!?
※3:SF大会とかでデモプレイをやると傍から見ても盛り上がると思うよ!