『ピクトマニア』(ほか)体験会報告:「やっぱり絵のプロは強かったの?」


遅まきながら今週月曜日にロール&ロールステーション秋葉原店さんで開催した体験会の報告を……

今回はゲストとして、漫画家の田中としひさ先生に遊びに来ていただきましたが……
そのコンセプトは、
「絵がうまい人が勝つとは限らないところをひとつ見せてやってくださいよ!」
という失礼極まりないもの。
「でも、オレ、ピクトマニアはもう3回やった経験あるからそうはいかないぞ!」
……忘れてたわー。
もうこの時点で、「絵描きだからピクトマニアがうまいとは限らない!」の検証は不可能に。

結果は。
田中先生は2回やって初回は1位、2回目は2位。
しかも点数は結構接戦。
お題を描いて表現するのは一枚以上上手でしたが、当てるほうがなかなか伸びずというか、当てに走る人の点数が伸びまくり、といった感じで、描くスキルも重要だけど、当てるスキルも重要だということが参加者一同納得の結論でした。

右下が田中先生の回答(ゲームを買った人は、どのお題か考えてみよう!)。


さすがにこれはイージー。
「晴れ」


難易度チョイ高め。
「物理」


最高難易度レベル4の問題。「ほかの行だとダメだった」もの。運も重要ですな。
「忍耐」


というわけで1回目は29点で堂々の1位でした。
5ラウンドやって平均6点くらい。トップで当てるとその人からは3点もらえるので、当てるのも重要!


ちなみに2回目のプレイの時のレベル4。
「流言飛語」

ほかの人の回答も見事だけど、わかるかな?

あと、この赤のプレイヤーの人の絵を見て!

明らかにジョン。
正解は『想像(イマジン)』
参加者絶賛。

と、いうわけで、絵のうまい下手は関係なく楽しめる傑作パーティーゲームを堪能していただきました。

ほかにプレイできた未発売新作は『リベルタリア』

序列が1から30まである海賊の手下のカードを使うバッティングゲーム。
最初に使うカード9枚を決め、全員が同じ手札でゲームスタート。

海賊の遠征は月曜日から土曜日まで、1日ごとに1枚のカードを同時にプレイし、

1)序列の低い人から高い人の順に『昼能力』を解決。
たとえば『今回出された中で、序列が一番高い人を除去する』など、順番が悩ましい。

2)次に序列の高い人から順に、その日のマスに人数分だけ置かれた宝物タイルを1枚取りつつ、『宵闇能力』を解決し、使われたカードは『海賊の本拠地』に置かれる。
宵闇能力は『追加で1枚宝物を取る』など効果があり、これまた順番が悩ましい。

宝物は高得点のものから安いモノ、3枚そろわないと意味がないモノ、点数0だけど隣のプレイヤーの『海賊の本拠地』のカードを殺せるもの、自分のカードが殺されるモノ、呪われるモノといろいろあるのでそこも悩ましい。
「3番手以降カスじゃん!」という日は、意地でも1番、2番狙いだけど、昼能力は逆順処理なので出すわけにいかないなー……とかなる。

3)そして『海賊の本拠地』に置かれているカードのうち、『夜能力』の解決。
『海賊の本拠地』にいる限り毎夜発動するのでうざい。毎夜2ダブロンを獲得するとか、出されるとうんざりだ……自分が出せたらウハウハだけどね。
なので、月曜とか火曜とか、早めに出したいがそのタイミングも悩ましい……

これを繰り返して日曜日には帰港。
得点を生産し、『海賊の本拠地』で生き残っているカードのうち『港能力』を解決。
港に戻ると8ダブロン(8点)とかあるので、できれば生きて帰らせたい。

得点を生産したら、『海賊の本拠地』と『墓地(捨て札置場)』を全部除去して、新たに6枚のカードを追加して(もちろん、残ったカードは違いますが、この追加のカードは全員同じカード)翌週の遠征になります。

この海賊遠征航海を3回やって得点が最も高い人が勝者。

こちらも大好評
シールもカラーで奮発したので、頑張ってカード30枚×6人分×2(テキストとカード名)を張ってください……先日当社出荷ですので、今週末から店頭には並び始めると思われます。

ゲーム的には軽めですが、キャラクターの能力はゲーマー向けの適度な複雑さでオススメ。
なお、カードの能力とフレーバー分はかなーり密接な関係があるのですが、シールの枚数的に添付無理でした。せっかく割り付けまで作ってたのに……
「なんでこんな能力なの?」と思ったら、フレーバー文を読んでみてください。

あとは写真を取り損ねた『フラッシュポイント』は最初は簡単モード、2回目はマップ裏面で上級者入門モードでやったけど、2回とも成功していた! スゴイ!

ついでに。
イベント時間もすぎちゃったけど、業務時間外ということでオレが遊びたかったんで遊ばせていただいたゲーム内容を店長に評価していただいた『十二季節の魔法使い』
カードドラフト+ダイスドラフトで、リソース管理してカード能力を使うコンボゲー(「コレ!」といった分類がしにくい……)。

最初に使うカード9枚をドラフトし、3枚のデッキを3山作ってプレイ。

ダイスを人数+1個ふって、手番プレイヤーから順に1個ドラフト。

ダイスドラフト後、ダイスの目の能力を解決し、魔力や点数、最大カード展開枚数等のリソースをもとに、魔力を点数に変換したり、カードをプレイしたり能力を使ったり(カードの能力は場に出たときのトリガー、そのほかのトリガー、常在、起動能力とTCG的なものを想像していただくとよいかと)。

全員がターンを終えたら、余っていたダイスの目の数だけ、月日が進みます。
(ちなみにダイスは季節によって出目が違うだけではなく、そのダイスの目の構成は全部バラバラ。)

点数はゲーム中に稼いだものと、場に出したカードの価値の合計で、3年過ぎた時もっとも得点の高いプレイヤーが勝ち。

何とも説明はしにくいのですが、当社のTCG開発班からは購入決定者が数名出ておりますので、TCG好きの人にはピンとくるゲームと思われます(プレイ時間はチョイ長めで、重めではありますがルールは簡単)。
R&Rの千代店長にも好評でした。
来週日本に到着なので、来週末までには出荷できるかな?

次回も機会がありましたら開催したいですね!
(その時にはまた新作ひっさげてお披露目とかできると思いますので……次回があるかどうかは皆様の応援次第?)