Dr.シャーク 初版パーツ交換のお知らせ


Dr.シャークの「手がかり」となるパズルピースのうち、パーツリストと異なるタイルが入っているという報告がありました。
以下の2つですね。

 
<問題のタイル>

実際全員が「手で袋の中のタイルを探し出す」ゲームなので、形の違うものが2ピース入っていても、全プレイヤー間での条件は公平なので、そのようなタイルが有ると知っていればゲームとして全く問題が無く(全員が知らなくても同様)、難易度を下げるための仕様変更の可能性もあるのでHurrican社に確認を取ってみましたところ、以下の回答がなされました。

1)初回の時の工場の割付ミスです。
2)特にゲームには影響は無いので、気になる場合は
 - サメは使用しない
 - ピエロは出っ張った部分を自分で切る
 と良いでしょう。

という回答を得ました。

ただ、さすがにこの回答では納得されないお客様が日本では多数出ることは自明の理なので、当社の粘り強い交渉の結果、交換部材を製造してもらうことができました。
(注:ちなみにこの件、海外では全く問題視されていません……ゲームをする分には支障が無いので。むしろ「シディババのパーツを丈夫にしろ」というクレームのほうが多いらしいし、かなり問題視されておりました……。文化が違う!)

なお、この「交換部材」と言うもの。
紙に印刷するだけならまだすぐできますが、Dr.シャークのタイルは裏に鮫肌やうろこパターン、フェルトなどが貼られており、パーツを別途作るということは、この部材と同じ部材をそろえるところからまず難航します。
つまり、印刷物と木製共用パーツ以外のパーツを使うゲームは、再販の時に時間がかかるわけです。例えばプラ製シャーレとか、金属製の専用コインとか。サングラスとか。
同じ理由でリ〇ちゃん等のドールも、髪の毛の部材の問題で全く同じものを再生産できないんですよね。木製の共用パーツですら、ロットで違うものが使われる場合があります。あと、プラ製のフィギュアの形と色の組み合わせがロットで違ったり。
とにかくロットを乱すと出荷できないわけです。〇郎みたい。
実際は紙ですら在庫が無くてレジスタンスの2回目の出荷は実はカードは別の紙で印刷。「同じ紙」だって調達は大変だし、場合によっては「紙」が絶版にだってなるのです。

そのようなわけで ―― 上記のような経緯、事情により、調達できるかどうかも確定しておりませんでしたので、実際に中国工場より交換部材が手元に届き、現物を確認して確実に発表のできる今の今まで、ご連絡が遅くなってしまいました。
ここにお詫び申し上げます。

●本題●
Dr.シャークのパーツリストと同じ形状のピエロの足とサメタイルをご用意できました。
ご連絡いただいていたお客には、大変お待たせいたしましたことをお詫び申し上げます。

 
<訂正済みタイル>

交換の詳細につきましては、以下のWebページをご確認ください。
Dr.シャーク【多言語版】

Dr.シャーク【多言語版】
プレイ人数:2~6人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:約45分
ゲームデザイン:アントワン・ボゥザ、ブルーノ・カタラ
製作:Hurrican
価格:5,880円(5,600円+税)