詰みに決まっている、それは詰みなのだ『ドーナツならべ』


最近大型のゲームが続き、かつ為替レートのおかげでいろいろお値段があがっておりますが……今回ご紹介するのはそんな流れのなかちょっとコンパクトでリーズナブルですぐに遊べるアブストラクトの新作、

ドーナツならべ

を紹介します。

ゲームのルール自体は簡単。
3×3マスのボードを2×2で並べる……裏表・向きで組み合わせはたくさん、6×6マスの盤面。
そしてドーナツのコマはプレーンとチョコの2面があります。

ゲーム自体は、交互に手番を得て、自分の色のドーナツを配置して、縦横斜め5個一直線に並べることを目指します……つまり変形五目ならべ。

30個のドーナツを置ききってもどちらも5個並ばなかった場合は、縦横で接する自分の色のドーナツで最大のマス数が多い方が勝ち。

ただしひねりが2つあって……

1)自由に置けるわけではない

ボードに注目すると、各マスは縦か横か斜めで分割されています。
これが重要な点で、次の手番プレイヤーは、今置かれたマスで決められた方向のマスにしかドーナツを置けません。

ただし、次に置く場所が埋まっているなど、置く場所が無ければ好きな場所に置けます(相手にフリーハンドを与える悪手)。


こんな感じに、相手の置く場所を予想し、誘導していくことに……

2)逆オセロ

相手のドーナツの間に、今置いた自分のドーナツを含めて同色で埋めるとその両端がひっくり返ります!
上の例での次の1手を例にすると……こうじゃ!

ルールは以上。
簡単だけど、勝つのは難しい!!
自分の色のドーナツを5個並べるのも邪魔するのも、自分が置いた後次に相手が置ける方向と次の次に自分が置くことができるであろう方向を考えなければならず……
ちょっと見落とすと5個並ぶ!
ちょっと見落とすとひっくり返る(そして負ける)!

盤面コントロールが難しい!!

……といった感じのゲームになっています。
プレイ時間も短時間でコンパクト。思わぬ勝ちや思わぬ負けもあり、年齢問わずに気軽に楽しめる2人用アブストラクトゲームとしてお勧めいたします。

ドーナツならべ
プレイ人数:2人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:10~15分
製作:Funforge
デザイン:ブルーノ・カタラ
価格:2,000円+税

指で指しているところに黒が打ってきた。白のキミの次の1手はどっちに打つ?
時間制限3秒で考えてみよう!

追記:そろそろヒントを……ブログタイトル……