『ドミニオン:帝国』正誤表


『ドミニオン:帝国』の2021年再販分から、ルール改定があります。
カードタイプに〈命令〉の分類が加わり、それに伴い以下の変更がなされます。

●『ドミニオン:帝国』正誤表
王国カード《大君主》に以下の改定があります。

カード本文
旧:サプライにあるコスト最大までのアクションカード1枚をあなたが選び、そのカードとしてこのカードを使用する。このカードはプレイエリアを離れるまで選んだカードとして扱う。
新:サプライにあるコスト最大までの命令以外のアクションカード1枚を使用する。そのカードはそこに残る。

カードタイプ
旧:アクション
新:アクション─命令

ルールブックはレイアウトなど大幅に変更がされていますが、ルール的な変更は以下になります。

ルールブック P.10~11 大君主 の項
旧)

大君主:このカードを使用したとき、サプライにあるコストが最大までのアクションカードを1枚選び、選んだカードであるとしてこのカードを扱います。そうすることにより、通常選んだカードの指示に従うことになります。例えば、「村」がサプライにある場合、「大君主」を「村」として使用して+1カードを引くと+2アクションを得ることができます。また、「大君主」は場を離れるまで選んだカードのコストと名前と種類を得ます。廃棄置き場やサプライのような、プレイエリアではないどこかへ移動してしまうカードとして「大君主」を使用した場合、「大君主」もその指示に従います。例えば、「大君主」を「陣地」として使用した場合、それは脇に置かれ、クリーンアップフェイズの開始時に「大君主」の山札に戻されます。「大君主」を持続カードとして使用した場合、持続カードや「玉座の間」が持続するのと同じルールに従ってプレイエリアに残り続けます。「大君主」を「玉座の間」の様なカードによって複数回使用する場合、どのカードとしてプレイされるかを選ぶのは最初の1回だけで、その後は同じカードとして扱われたままになります。一度プレイエリアに出てしまうと、「大君主」はコピーしたカードそのものであり、もはや「大君主」ではありません。例えば「列柱」によってを得るためには、「大君主」ではなく選んだカードを購入する必要があります。「大君主」はサプライにあり表で見えているカード、つまり山札の一番上にあるカードとしてしか使用できません。よって、空の山札のカードや、上にカードが乗ったままである分割された山札のカードや、分割された山札のカードですでにすべて購入されて山札に残っていないカードや、「傭兵」(ドミニオン:暗黒時代)のようにサプライに置かれないカードとして使用することはできません。購入フェイズ中に「大君主」を「冠」として使用することはできません、なぜなら「大君主」それ自体は財宝カードではなく、購入フェイズに使用することができないカードであるからです。

新)

大君主:このカードは、サプライにあるコスト最大までの命令以外のアクションカード1枚を使用します。命令はこのようなカードに表示されている種類です:これらのカードがお互いに使用されることを止める以上の意味はありません。「大君主」はサプライの山札の一番上のカードのみ使用可能にします。使用したアクションカードは、サプライに留まります。何らかの効果がそれを移動させようとする場合(「陣地」のようにカード自身を脇に置かせる効果など)、その移動は失敗します。使用したカードは場にはないため、「このカードが場に出ているかぎり」の能力(「庭師」など)は発生しません。「大君主」は、「大君主」が使用したカードがクリーンアップフェイズに場を離れるまで場に残ります。通常、そのターンに捨て札にすることを意味しますが、「大君主」が持続カードを使用した場合は、持続カードと同様に場に残り、「大君主」が持続カードを2 回プレイする「冠」のようなカードを使用した場合は「冠」と同様に場に残ります。「冠」のようなカードで「大君主」を2 回使用する場合、最後に使用したカードが場を離れるターンのクリーンアップまで、「大君主」を場に残します。

※新規キーワード「命令」によりルールが整理されています。

『ドミニオン:帝国』ページ内の正誤表をあわせてご確認ください。