毎年この時期はエッセンで行われるSPIEL(シュピール)の新作発表でもちきりになるのですが、今回紹介いたします
花とミツバチ
は、Next Move Gamesがシュピールデジタルに出展していないため実は世界最速リリース。
さて……
ゲームの目的は、花の蜜を集めて巣に持ち帰りハチミツにすること。
赤、青、ピンクの目的カード1枚ずつは共通の目的に、同じく赤、青、ピンク1枚ずつを各自の秘密の目的とします。
プレイヤーはこの条件に合うように、花の蜜を集めることを目指します。
上のトラックは巣に集めた蜜のカウンター。
12個集めたらゲーム終了で得点(できたはちみつ)集計となります。
贅沢!
これがお花畑……中央にはスタートタイル、そして周りには花と葉っぱのメガヘクスタイルで構成されています。
各花の上には対応する花の蜜が置かれます。
ただしスタートタイルの周辺の花には「大きい蜜」は置かれません。
手番ではまず飛行計画を立てます。
まず自分の蜂コマを確認……台座には今いる場所から、方向ごとに飛べる距離が決まります。
茶色のミツバチは2時の方向には1マスか5マス進める……
方向と距離を決めたら、蜂の向きを移動方向に変えて移動させます。
30度右旋回、1マス前進!
なお、ほかの蜂のいる場所は飛び越せますが止まれません。
また、花のタイルから外れることはできません。
止まったマスが花の周りだったら、頂点に花の蜜(小)があったら即座に取ります。
止まったマスが花の中央だったら、花の蜜(大)と頂点の花の蜜(小)1個を(あったら)即座に取ります。
花の蜜を獲得出来たら、それを自分の巣に格納します。
格納できるマスは、今回の飛行距離に対応した列のみ。あとから動かせないので慎重に!
置けない花の蜜はボードに戻します。
葉っぱの上の水滴は特別なマスで、即座に追加の飛行を行います!
……これをやって前述の目的カードの達成を目指すのです!
紫のカード「赤の華の蜜1個につきハチミツ2滴」で6点、青のカード「直線状に配置した同じ色の蜜3個ごとにハチミツ4滴」!
(ハチミツ=点数です。)
このように、ゲームは花の蜜コマのセットコレクションなのですが、色とは別に格納する列も重要なため、獲得する際の飛行距離が重要となります。
このパズル的な、先を見越したあなたの計画に ―― ほかのプレイヤーの思惑が絡んできます!
花の蜜には限りがありますので、飛行の計画だけではなくほかのプレイヤーの意図もできるだけ考慮したほうが良いでしょう。
飛行のルール自体は簡単なのでプレイはさほど難しくはなく、その分花の蜜の奪い合いに専念できる感じとなります。
プレイ時間も比較的短時間で終わり、何をすべきかという点も明確なゲームですので、遊ぶ人を問わずにぜひ手に取ってほしいゲームとなっております。
花とミツバチ
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30-45分
製作:Next Move games
デザイン:ダン・ハルシュタット
価格:5,600円+税