人の感覚というものは定量化できないもので、そんな「定量化できない感覚」をゲームに落とし込んだゲームはいくつかあるのですが、今回紹介いたします
ウェーブレングス
のデザイナーの名前の中には、「モヤっとした数量を伝えるゲーム」が得意なヴォルフガング・ヴァルシュの名前があったりしますことからもわかると思うのですが、こちらも「数字にできない量を伝える」ゲームです。
サイケデリック・サイキックゲーム!
ゲームは2つのチームに分かれて行います。
チームの中から1人、ワードを言って当ててもらおうとするサイキックと当てる人に分かれます。
サイキックはこの怪しげな機械の指し示すダイヤルの位置をチームメイトに当ててもらうためにワードを伝えることになります。
ダイヤルの位置はランダムに決めます……カバーをしたうえで、ダイヤルを適当に回すのだ。
クリックは軽くこ気味良い動作感です。
このお題、2つの対立する概念が両側に書かれています。
これを見て、サイキックは言葉でその位置を表現するのです!
「激辛のカップラーメン」
それを聞いて、チームメイトはダイヤルの位置ををあーだこーだ言って推測します。
相手チームも同様に推測し横やりを入れてあげましょいう。
かなりアナログな動作感……モヤっとこの辺というのを相談しながら当てよう。
相手チームは決定された針の位置を見て、ターゲットの中心はどちら側にずれているのかを推測します。
相手チームのほうがよく理解してくれることはよくあることです……
点数
オープンするとターゲットが見えますので、ダイヤルの針の示すところの点数をもらいます。
3点!
なお、相手チームは「4点のエリアは針より右か左か」の推測が当たってたら1点(写真では外れていますが)。
これをチーム交互に行って、10点先取で勝利が決まります。
(負けてるときの連続手番のルールや、同時に10点になる場合のルール、ワードゲームならではのワードに関するルールは割愛)。
ほかにも、こんなのどうするのというお題がいくつか……
そして上級編。
とまぁ……まさに異次元なテレパシー系察してワードゲームではありますが、ゲームをやっているとなんとなく通じ合うもので、ぴったり当たると結構キモチイイ!
(はずれても、思わぬ価値観の違いが露呈したりて盛り上がるし。)
協力プレイなら2人から5人でプレイ可能な上に、12人(以上)までプレイ可能。
人数が多い時のパーティーゲームとしてかなり重宝しますよ!
ウェーブレングス
プレイ人数:2-12人以上
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:30-45分
製作:Palm Court
デザイン:アレックス・ハーグ、ジャスティン・ヴィッカース、ヴォルフガング・ヴァルシュ
価格:4,500円+税