People say we Monkey around『チーム3』


今回紹介いたします

チーム3

は、ブロックをお題通りに積み上げるゲーム。

グリーンピンクのバリエーションがありますが、お題のカードが違うのと、同梱の拡張が別物となります。

ブロックはこれ。同じものが2組入ってます(グリーンとピンクを合わせると4組)。

こんなお題……こちらはLV1。

……積み上げるのはサルでもできるレベル。

しかし、問題はこのゲーム、3人でチームとなってこのお題をくみ上げなくてはならないのです。そしてチームでの役割は……
「言わざる」にあたる設計士
この役割の人はお題を自分だけ見ることができるのですが、口で説明できません。
とにかく言葉を発することはダメで指さしてもダメ。

それさえなしなければ、手だろうと、顔だろうと、全身だろうと使って構いません。

唯一出せる音は、正しいときに手を叩くことと、完成宣言。

「見ざる」にあたる建築士
この役割の人はブロックを実際に組み上げますが、目を閉じていなければなりません。

「聞かざる」にあたる現場監督
この役割の人は「言わざる」と「見ざるの」間に立ち、ジェスチャーを解釈して言葉で指示を出す役となります。

ゲームは協力ゲームとチーム対戦ゲームと二通りの遊び方があります。
協力ゲームは制限時間3分以内にお題のクリアを目指し、LV+プレイ人数回を成功させれば勝利(プレイ人数分失敗したら敗北)。
チーム戦は各チームに別れ、同じお題を一斉に作り始め、先につくれたチームが勝ち。先に6勝することを目指します。
(役割はラウンドごとに時計回り順で交代していきます。余った人は3人のプレイを見て楽しむということになります……二人羽織を見てるようなものですな。)

ちなみにLV2、LV3になるとブロックを2組つかうのだ。

……かなりきつくないかしらん?

※LV2、LV3をチーム戦で遊ぶ場合はピンクとグリーンの両方買わないと遊べません。

なお、それぞれ別の拡張が入っていますが……

グリーンの拡張は「以心伝心」
お題は2枚使います。

使うブロックは2組。これを5人でつくります。つまり5人専用。
建築士は1人、右の現場監督と右の設計士、左の現場監督と左の設計士に分かれて、一人が右と左の説明を同時に受けながら、左右同時に組み上げるという地獄。

ピンクの拡張は「次元展開」
お題はこんな。

一方から見た時にお題の通りになれば成功。

苦手な人にはとことん苦手なうえにに指示が難しい!

……と実のところブロックを積み上げるパズルゲームではなく、非言語コミニュケーションゲーム。人によって情報の伝達方法が違っていたり、思わぬチームワークで成功したり、プレイしているだけではなく傍から見てても面白いゲームとなっており、大人数で遊ぶ機会があるのであれば、かなりオススメです。

チーム3(グリーン)/(ピンク)
プレイ人数:3-6人(2セット使えば12人まで)
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:30分
製作:Brain Games
デザイン:アレックス・カトラー、マット・ファンタスティク
価格:各2,800円+税