騎士と王女がぁ~……平原で出会ったぁ~『フェアリータイル』


ここのところ重ためのゲームのリリースアナウンス続きましたが、今回紹介いたしますのはルールも軽くてお手頃なタイル配置と物語のゲーム、

フェアリータイル

です。


コンポーネントは……
3体のフィギュアと。

両面印刷の地形タイルと、

カードと、

マーカー……

が、Ielloらしくすっきり収納……

最初の王国はこんな感じ。白いドットが目印。

ドラゴン(ドラクサー)、騎士(ウルリック)、王女様(フローラ姫)の初期配置もアイコンで決まる。

物語のページをあらわすカードはプレイヤーに配り切り、個人の山札にします。
手札は1枚だけ。

ゲームの目的はこのカードを全部プレイすること。

手番の流れは簡単で……

アクションを行う
アクションは2種類でどっちかを行います
《タイルを配置する》

王国が広くなるのだ。

《フィギュアを1体動かす》
フィギュアはだれのもの、というわけではなく、どれかを自分の物語に都合の良いほうへと移動させます。

ドラゴンはまっすぐマップの端まで、

騎士は2へクス離れた場所へ、

姫は城⇔城のワープと1へクス移動を組み合わせて移動できます。

これらの後で、手札のカードの条件と照らし合わせて合致してたら、手札をプレイして山札から1枚補充。

出会ったぁ~

同じマスにフィギュアがいればよいのだ。

訪れたぁ~

そのマスに入ればよいのだ。

見たぁ~

距離は関係なく、直線状にあればよいのだ。

簡単!

ちょっと手札の条件が厳しいと思うなら、アクションを実行する代わりに……

カードを引きなおす
手札は1枚だけなので、今現状つらいならカードを引きなおせる……手札を山札の底に入れ、山札の上から1枚引く。
ここで重要なのは、このマーカー。

「魔法面」を上にしておくことで上の《アクションを行う》を選択した場合、それを連続2回できる(使うと裏面になります)。
これの使い方がキモ。
カードの内容と順番を覚えれる人は、積極的にカードを回しつつ、2回アクションでアドバンテージを取っていこう。

こうやって毎手番、王国内を広げたり、ドラゴンや騎士や王女様を王国内で動かしたり、新たなページを引きなおしてゲームは進行し、誰かがカードを全てプレイできたらその人が勝ちとなります。


なお、カードの右下にノンブルがふられており、このナンバー順に並べると時系列順のお話になるのだ!

ルールはシンプルだけど、他のプレイヤーの意図を読み邪魔しつつ自分の条件は達成する手を打つ、裏をかくプレイ感覚が面白い!
プレイ時間も30分程度と手ごろなのもよいところ。短時間で終わる軽めのゲームとして、かなりオススメできます。

フェアリータイル
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30分
製作:Iello
デザイン:マシュー・ダンストン、ブレット・J・ギルバート
価格:3,600円+税