ゲームはテーマ性も重要で、いろいろなテーマのゲームが日々出版されてるのですが、
飛行船の時代
は欧米ではこのところ人気のスチームパンクテーマのカードゲームです。
原題は「卑劣な飛行船」の意味で、英文も韻を踏んでる……露骨な肋骨とか、憎き肉片とかみたいだ。
さて。
ゲームは自分の飛行船を作ってその完成度で点数が決まります。
3ラウンドプレイして、点数が1番多かったプレイヤーが勝者です。
飛行船はぜんぶで7パーツあって、上昇エンジンはそのうち2箇所。
本来はこの青写真にカードを置いていくのだ。
パーツは7スート+ワイルドで、通常スートは1枚ずつ、ワイルドは2枚ずつあります。
ゲームは、手札を5枚になるまでドローしてから、3アクションを実行し、誰かが飛行船を完成させたら得点集計。
シンプル。
完成時に、「最大スートの枚数×2+ワイルド×1」が基本の点数で、アガリボーナスや、ワイルド無し各1枚の場合、ワイルド無し各2枚完成などの点数バリエーションがあります。
カードは山札のほかに、人数分の市場があり、アクションで、この市場のカード1枚と手札のカードを交換したり、市場を入れ替えたり、手札を1枚プレイできます。
プレイしたカードが特殊カードなら、その効果を適用します。
相手のパーツを盗んだり、破壊したりといろいろ激しい効果がある……が、カード1枚分飛行船の完成からは損するので難しいところ。
飛行船のパーツなら、完成に一歩近づきます……ただし、他のプレイヤーは同じ部品を持っているならプレイする義務があります!
得点は先ほど説明した通り、最大スート×2が基本ですが、出したくもないパーツを出すことになったり、せっかく出したパーツを上書きされるなどの事態が起きるので、自分は邪魔されず他の人を邪魔する、そのために手札と市場と他の飛行船とをよく見て完成するタイミングを計る必要があります。
……プレイ感覚はむちゃくちゃ麻雀っぽい感じ。
ルールはシンプルで遊びやすいので、スチームパンクフレーバーが好きな方やあまりゲームをプレイしたことがない人を誘うのに結構オススメなゲームとなっております。
飛行船の時代(Dastardly Dirigibles)
プレイ人数:2-5人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:60分
製作:firesde games
デザイン:ジャスティン・デ・ウィット
価格:3,000円+税