いくらなんでも、2人用ゲームが流行を見せているからって……
ユーロメーカーがアメリカ市場を狙っているからって……
今回紹介いたしますのも、上記の理論が導き出したと思われる答え……
です。
大学の科学部の実験の失敗がゾンビを生み出し、閉じ込められたチアリーダーたちが生き残りをかけてゾンビの群れと戦うことになります。
ゾンビvsチアガール参照。
出版は『バロニィ』とか『タケノコ』のMatagotなのですが、RPGとかも出版していて確かにドイツ系ユーロというより、アメリカ系の血筋。
ゲームはゾンビ側とチアリーダー側に分かれ、チアリーダー側はゾンビをすべて破壊すれば、ゾンビ側はいずれかの気絶したチアリーダーにのしかかったら勝利します。
ゲームでは、バリケードを挟んでチアリーダー側とゾンビ側が対峙します。
列の数が多いとプレイ時間は長くなります。
チアリーダー側は少数で、バリケード1か所につき1人しかいない……バリケードは2枚。
チアリーダー側は体力が高めで、バリケードを利用できるのが利点。
ゾンビ側は、各列6枚並んでいて、バリケードの1歩手前まで迫っています。
しかも開始時はぜんぶ裏向き。
ゾンビ側は様々な能力を持つゾンビを、裏向きでプランに基づいて配置できます。
ゾンビには戦力とスタミナの数値があり、攻撃すると戦力分だけバリケードやチアリーダーにダメージを出せ、スタミナ分のダメージを受けると破壊されます。
カードはいつでも表向きにでき、表向きになった時に効果を発揮するゾンビもいます。
また、攻撃を受けた場合も表向きになります。
ゲームの手順は各プレイヤーが3アクションずつ、交互にターンを実行することになります。
一方、チアリーダー側は行動がちょっと多彩で、2枚のチアリーダーの場所を入れ替えたり、
↓
射撃したりできます(ゾンビと違うのはココ……離れていてもダメージが出せるのだ! 一方ゾンビは、3アクションで近づいたうえで、隣に来て、殴らないとダメ)。
ゾンビやチアリーダーには特殊能力があるのですが、基本は1アクション1アクション、詰将棋を解くように;
ゾンビ側は相手のバリケードの防御とチアリーダーの体力を崩していき、誰かを気絶させた後でそこに移動させれるように。
チアリーダー側は気絶せず、したとしてもゾンビの移動が届かないようにしながらゾンビにダメージを与えて始末していくことになります。
実はバカなテーマなのに実にしっかり考えて行動しなければならない感じとなっており、プレイ時間も短めだし、ゾンビ好きにはもちろんですが、軽めの2人用のゲームを探している人や、タワーディフェンス系のゲームが好きな人、2期目が待ち遠しいという人にもおススメめできます。
ゾンビvsチアリーダー
プレイ人数:2-5人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30分
製作:Iello/Blue Cocker
デザイン:リカルド・トケ
価格:2,800円+税
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