エッセンの新作がいろいろと入ってきておりますが、今回紹介いたしますのはエッセン新作の中でもファミリーゲームよりの、
ガムガム・マシーン
です。
ゲームの目的は、できるだけ多色のガムのカタマリである『ガムガム』を作って点数を稼いで、一番優秀なガム職人であることをD教授とL教授に示して、助手として就職すること。
繰り返します。
目的は、就職。
年の瀬なのになー
ゲームの仕組みは、このゲームボードに集約されています。
これが、両教授開発のガムガム製造マシーン。
その数字のスイッチを探して……
どちらかに動かして操作する。
パイプをたどっていき……
保管庫に入ったら、そこのガムを取ることができる。
取らなくてもいいけど、ガムガム製造工程は逆回しできないから注意。
あと、手元のガムと、同じ色のガムはとれない。
取ったら重ねていくのだ。
ガムの下にシンボルがあったら、そのその動作がONになるのでその指示に従う。
これは加熱装置に飛ぶ回路が作動。
飛ぶ。
次のプレイヤーは空いた保管庫は無視して製造することになります。
そのほかのマシーンとして……
精製装置。
ウィンドウが毎回90度まわって違う動作をする。
例えば、緑の装置で見えてるガムのシンボルは、品質チェックと銘打って、ほかの人からガムを奪うことができるのだ。
十字スイッチは、スイッチ操作でスイッチに挟まれたアイコンの回路が作動する。
組み立てラインは、袋からガムを2個取って、押し込むことで見えないベルトコンベア部分から、ガムが2個出てくる。
こんな感じ。
ベルトコンベアのカバーは安全のためにつけておりますので、次に何が出るかは記憶がたより。
外しても遊べますが、今度は何が次に出るのか丸わかり。
ダイヤルも4通りのセッティングが可能。
ランダムにいろんなことがおこる。
これらの装置も、スイッチからパイプをたどっていって、行き着いたら解決するのだ。
もしくは、黒いフタを取ったら、ガムガム完成で手番おしまいで……
ガムガムを製造したら、保管庫にガムがランダムに補充されます。
こうやって、誰かが30点に達したら、残りのプレイヤーは1手番ずつプレイして、ゲーム終了。
最も点数が高い人は就職できるということになります。
ルール自体は簡単ですが、各部品は下のアイコンや数字が隠されており、どうすればどう動作するのかちょっと覚えておかなくてはならない感じ。
手軽なセット収集のゲームですが、次の手番の人にどのガムを残して、どのような動作状況にしておくのかが悩みどころ。
特にガムガムの完成のためには黒い蓋が重要なのですが、下手に完成させると、保管庫にガムが補充されますし、他の人の作りかけのガムガムをよく見て、いつとるのかも考えよう。
このような感じで、ルールはそれほど難しくはなく、マシーンの動作と隠された動作が何かを覚えるのはちょっと難しい感じ。
最適のガムガム獲得パターンを見つけたときはちょっと気持ちいい。
ゲームの条件は毎回変えることができるので定石化もできないし、プレイ時間は30分程度と短いので、組み合わせをどんどん試して、気軽に繰り返し遊んでいただきたいファミリーゲームとなっております。
ガムガム・マシーン
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30分+
製作:Huch! & Friends
デザイン:ステファン・ドーラ、ラルフ・ツァ・リンデ
価格:6,000円+税